平成29年度病院指標

平成29年度 沖縄県立中部病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1559 352 635 1042 973 1084 2055 1956 2167 836
平成29年4月1日~平成30年3月31日までの退院患者さんを、10歳刻みの年齢階層別に集計しました。

当院は地域医療支援病院であり、救命救急センターを有することから幅広い年齢層の患者さんに医療を提供しています。
特徴として、60歳以上の患者数が約55%、次いで10歳未満の患者数が約12%と高い比率を占めていることが挙げられます。
10歳未満の新生児や乳幼児の患者、20~40歳の女性患者が多いことは、総合周産期母子医療センターとしても十分に機能していることを示しています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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感染症内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし 130 11.16 12.34 5.38 74.78
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 103 11.00 11.73 9.71 75.72
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし 89 17.92 19.01 10.11 78.79
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 38 11.39 20.83 18.42 83.16
110310xx99xx1x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 あり 17 15.29 22.60 5.88 87.53
●腎臓または尿路の感染症
尿路感染症は、男女を問わず、当院の平均年齢(75歳)にも示されているように高齢者によくみられる疾患です。男性の場合は前立腺肥大など、女性の場合も切迫性・腹圧性尿失禁などの排尿機能障害に伴うことが多いです。尿路の閉塞や通過障害のある場合は泌尿器科への紹介が必要になりますが、それ以外では一定期間の抗菌薬治療を行い治癒を目指します。再発もみられることがあり、排尿機能の評価、排尿障害の治療を内服薬で行うことがあります。内服薬による治療が困難である場合は、尿道カテーテルの挿入、留置、或いは膀胱ろうの作成(直接膀胱に経皮的にカテーテルを挿入)が必要になることもあります。
●急性膿皮症
皮膚軟部組織感染症は、高齢者によくみられる疾患です。皮下組織もしくは表皮に膿を分泌する場合、膿皮症とよばれますが、基本的に外科的に膿を排出することが治療の大前提です。手術を要しない、あるいは適応でない場合(一般的には蜂窩織炎と呼ばれます)は、抗菌薬により治療を行い、所見の改善をもって(通常10−14日後)、治療終了とすることが多いです。
●敗血症(1歳以上)
敗血症は生命に関わる重篤な疾患です。原因となる病巣をもつ細菌感染症が、局所のみならず全身に及び、複数の臓器を侵す状態となります。悪寒戦慄に引き続く発熱、血圧低下などの症状を来し、輸液や抗菌薬投与などの適切な治療を行われない場合、全身状態は急速に悪化します。迅速な診断と治療が必要な緊急疾患です。
●誤嚥性肺炎
誤嚥は高齢者によくみられる徴候です。肺炎は病原体の誤嚥により生じますが、高齢で嚥下能力が低下している場合、口腔内の唾液や、食物残渣そのものを誤嚥することがあり、結果的に肺の感染症(肺炎)を生じます。治療は、原因菌を想定しての抗菌薬投与が必要となることが多いのですが。「誤嚥」そのものであれば、抗菌薬使用を控えて経過観察することもあります。高齢者の終末期にも同様の誤嚥による症状がよくみられますが、抗菌薬の使用の是非については総合的に判断することもあります。
●帯状疱疹
神経根に潜んでいる水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化し、皮膚に水疱、ときに後遺障害を含めた疼痛(帯状疱疹後神経痛)を来す疾患です。高齢者に多い疾患ですが、若年者においても細胞性免疫が低下する疾患、病態で生じえます。皮疹が出現する部位(頭頸部、陰部など)により、疼痛のみならず機能障害を伴う場合があり注意を要します。治療は抗ウイルス剤の静注もしくは経口薬の内服になります。疼痛を伴う場合は鎮痛剤を早期に併用します。水疱に細菌感染が合併する場合もあり、その際には抗菌薬を併用することもあります。

神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 50 15.16 16.38 50.00 65.70
010060×2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 35 17.34 16.51 25.71 67.80
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 31 6.42 6.32 6.45 53.77
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 25 15.12 19.10 52.00 73.92
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 19 18.42 21.36 42.11 80.16
脳梗塞や脳出血は、発症後できるだけ早く治療を開始することが大事です。
半身のしびれや麻痺を自覚したら痛くなくても救急車を呼んでください。遅れると救急処置ができなくなることがあります。
点滴治療が終わってリハビリテーション中心の治療に移ると、リハビリテーション専門病院に転院して治療を続けることになるため転院率が高くなっております。

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 213 12.94 20.83 17.37 81.60
0400801499×002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア2 95 10.48 15.12 11.58 84.81
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 53 8.28 13.83 7.55 77.68
040100xxxxx01x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり 44 6.80 12.23 0.00 68.77
0400801499×001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア1 43 9.79 13.51 6.98 85.93
市中肺炎で75歳以上の患者さんは平均10日で退院となり、重症度スコアが高いと転院率が高くなる傾向があります。いずれの疾患でも在院日数は全国平均より短いです。
誤嚥性肺炎の患者さんは市中肺炎の患者さん比べて転院率が高い傾向です。
慢性閉そく性肺疾患や喘息は、一週間前後で退院が出来ています。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 216 3.30 3.03 0.46 67.64
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 182 14.79 17.71 6.04 79.05
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 134 4.78 4.62 0.00 69.22
050130xx9901xx 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 64 18.64 19.53 9.38 77.72
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 47 3.66 3.19 2.13 69.19
救急からの入院が多く、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患だけでなく、心不全増悪や徐脈性・頻脈性不整脈を含む様々な循環器疾患の方が入院されます。
近年の傾向として、高齢者の心不全入院が増加しており、複合的に他の疾患を併存している方も多いため、入院早期から退院を見据えてリハビリを含めた包括的治療を心掛けています。

腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし 134 12.23 12.34 4.48 76.72
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 58 9.38 10.05 10.34 72.50
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし 40 17.83 19.01 12.50 75.58
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 30 11.23 20.83 6.67 81.60
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 28 11.32 17.16 3.57 49.04
当科は腎盂腎炎から腎膿腫、前立腺炎など尿路系感染症(しばしば敗血症を合併)の患者さんを多数受け入れています。
近年、薬剤耐性度の強い菌による感染症も多く治療期間も以前と比べ長くなる傾向にあります。また低ナトリウム血症は様々な疾患や投薬に合併することも多く、特に高齢者においては治療に難渋することもしばしばです。
全身性エリテマトーデスや血管炎症候群の患者さんの他施設からの紹介も多く、これらはやはり重症度も非常に高く免疫抑制療法のみならず血液透析や血漿交換療法なども行っています。
電解質異常症のうち低カリウム血症は、アルコール依存症など低栄養状態の患者さんがほとんどのため入院日数は長く、また自宅への退院が困難となっています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 124 11.05 10.61 2.42 71.69
060350xx99x00x 急性膵炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 55 7.91 11.50 1.82 50.47
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 39 7.03 7.39 0.00 63.46
060340xx99x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 39 9.18 9.85 10.26 76.44
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2 なし 34 6.41 9.06 5.88 71.88
消化器内科で最も多い症例は、胆管結石、胆管炎をはじめとする胆道系疾患です。中でも胆管結石の患者さんはその約7割が緊急入院であるため、当院では胆道系疾患の緊急処置に24時間対応できる体制を整備しております。
急性膵炎は結石・飲酒・薬剤などによるものが大半ですが、沖縄県はアルコール飲酒量が多く、多量飲酒が原因の発症が大半を占めます。急性膵炎に対しては、内視鏡的結石除去術やドレナージ術など、放射線科・腎臓内科と協力しての動注療法・血漿交換療法・限外ろ過療法などにより救命しております。
食道、胃、十二指腸、などの腸管疾患ですが、内視鏡的止血の他放射線科と協力しての血管塞栓術、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などの治療を積極的に行っています。 虚血性腸炎は保存的治療が基本ですが、併せて、血栓を作りやすい素因や遺伝的背景がないかなども含めて精査を行っております。

血液腫瘍内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 23 11.48 16.48 0.00 58.91
130030xx99x50x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし 19 8.68 13.89 0.00 66.58
130030xx97x41x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 あり 13 105.31 49.99 15.38 65.69
130030xx99x30x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 10 10.60 17.04 0.00 70.50
当科では悪性リンパ腫の症例が多くなっております。病期の進行度や患者さんの背景、年齢や全身状態を考慮し、それぞれの診療ガイドラインに沿って、がん患者さんやそのご家族が安心できる最善の診断・治療を行っています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 64 3.89 5.56 1.56 31.45
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 62 5.32 6.64 0.00 58.02
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 43 6.72 7.40 0.00 53.93
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 40 5.45 8.98 2.50 67.53
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 34 6.06 7.87 0.00 55.18
腹部・消化器・緊急疾患が上位を占めていますが、平均在院日数はいずれも全国平均に比べ短くなっています。
このことから、短期間で効果的な治療が行われていると考えます。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 174 6.39 5.94 0.00 0.98
040130xx99x0xx 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし 115 7.07 10.84 0.00 3.40
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 104 4.88 6.32 0.00 4.40
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 63 6.16 5.70 1.59 1.76
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 37 3.62 6.32 0.00 5.95
予防接種の普及で細菌性肺炎が減少し、県内では夏場にRSウイルス、その他のウイルス感染症による呼吸器疾患患児が多く入院します。
低年齢ほど重症化しやすく、入院日数も長い傾向です。さらに呼吸器症状の増悪していた児に対しては、24時間の救急室での小児患者の対応が可能な当院においては、呼吸不全に対して迅速に治療開始できるため、入院日数の短縮につながります。
同様にてんかん罹患者についても、初発又は難治のけいれん発作に対しても適切かつ迅速に対応できるので、入院期間の短縮となります。

新生児内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
140010x299x2xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 2あり 65 27.05 27.18 1.54 0.00
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 48 7.10 6.18 10.42 0.00
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 39 11.69 11.49 7.69 0.00
140010x199x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 1あり 27 11.37 11.50 22.22 0.00
140010x299x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 1あり 16 12.75 23.51 43.75 0.00
当院は、総合周産期母子医療センターとして機能しており、24時間体制で早産児の治療に対応します。
出生までは、産科と協力し、適切な出生時期を検討し、緊急の出産にも対応します。
出生時からは、新生児科専門医が新生児集中治療室で治療にあたります。
外科的な合併症がある場合も、総合病院の機能を生かして各科と連携して治療にあたっています。

産科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 177 3.94 5.93 0.00 34.28
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2 なし 154 17.51 20.41 2.60 29.96
120140xxxxxxxx 流産 64 2.63 2.43 0.00 34.63
120180xx02xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 骨盤位娩出術等 61 4.98 8.64 0.00 32.62
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 50 12.60 9.75 0.00 32.28
当院は総合周産期母子医療センターであり、早い週数で陣痛が生じる切迫早産の患者さんが多数来院します。その場合、なるべく妊娠週数を延長する治療を行い、概ね良好な結果が得られています。
妊娠中、出血や規則的な子宮の収縮、破水感などを感じたら、かかりつけ医または救命救急センターを受診し、産科医の診察を受けることが重要です。
妊娠糖尿病は、妊娠の影響により血糖値が高くなる疾患です。自覚症状はほとんどないため、リスクの高い患者さんを医師が見極め、早期に診断・治療を行うことが必要です。当院では糖負荷試験等を実施し、早期診断に努めています。

婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 58 5.22 6.37 0.00 36.10
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 48 11.67 12.94 4.17 53.33
120110xx99xx0x 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 手術なし 定義副傷病 なし 43 6.98 8.00 0.00 33.47
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 35 8.34 9.91 0.00 45.97
120250xx97x0xx 生殖・月経周期に関連する病態 手術あり 手術・処置等2 なし 35 2.80 4.45 0.00 48.23
当院は婦人科腫瘍専門医修練施設であるため、婦人科悪性腫瘍新規患者が最近60~70例となっており、子宮悪性腫瘍患者は比較的多くなっています。
婦人科良性疾患も制限なく受け入れており、婦人科救急患者も多く子宮外妊娠などが多くなっています。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 12.13 11.75 21.74 75.61
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 19.19 19.10 75.00 52.44
100260xx9710xx 下垂体機能亢進症 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 14 15.57 19.47 0.00 47.79
脳神経外科に入院する疾病で一番多いのは非外傷性硬膜下血腫(ほとんどは慢性硬膜下血腫)です。高齢の方に多くみられる疾病です。
軽微な頭部外傷から数ヶ月経って頭の中に血がたまり、頭痛や歩行障害・物忘れの進行などを引き起こします。症状がある場合には頭蓋骨に小さな穴を開けて中の血腫を抜く手術(穿頭術)を行います。ほとんどの患者さんは速やかに症状が改善し、もとの生活に戻ることができます。
2番目に多い患者さんは非外傷性頭蓋内出血(いわゆる脳出血)です。高血圧など生活習慣が原因で発症することが多いです。
平均年齢が52.4歳と若いのは沖縄県中部地区の大きな問題点です。急性期より積極的にリハビリを行い、患者様の機能回復に努めています。
3番目は下垂体腺腫です。当院では脳腫瘍の予定手術や、くも膜下出血などの緊急手術など、脳神経外科領域の疾患の治療を幅広く行っています。

心臓血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 33 2.64 8.50 0.00 63.88
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 15 20.27 23.93 0.00 65.33
050080xx0100xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 11 18.64 21.10 0.00 69.73
当科では慢性腎不全により維持透析が必要になった患者さんに対して手術治療を行っています。主に前腕の動脈と静脈を吻合する手術です。糖尿病患者の増加に伴い糖尿病性腎症から透析導入になる方も増えています。
そして弁膜症を始め、大動脈疾患、冠動脈疾患などの心臓血管外科領域の幅広い疾患に対しても手術治療を行っています。
緊急手術も多く、また高齢で多くの併存疾病(糖尿病・透析・低心機能など)がある患者さんも多いですが、安全な手術を行い、早期社会復帰を目標に、各科と協力しながら診療にあたっています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 134 33.53 27.09 82.09 80.43
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病 なし 49 18.67 19.94 87.76 79.22
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 38 24.29 19.97 73.68 76.92
160740xx97xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼 手術あり 定義副傷病 なし 34 3.09 5.16 0.00 11.26
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 27 7.37 5.21 3.70 53.52
当院は救命救急センターからの入院が多いため、骨折を中心とした外傷患者数が多いのが特徴です。
股関節大腿近位骨折は高齢者が多く、その大部分で手術治療を行っています。胸椎・腰椎以下骨折損傷、骨盤骨折も高齢者が多いですが、大部分は薬物治療・装具・リハビリテーションといった保存治療を行っています。
高齢者は基礎疾患や合併症のため、平均在院日数が長くリハビリテーション目的で転院となることが多いです。一方、肘関節周囲の骨折・脱臼、前腕の骨折は若い人が多く、大部分で手術治療を行いますが、入院期間が短いのが特徴です。

形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 15 3.00 5.60 0.00 31.00
070570xx010xxx 瘢痕拘縮 瘢痕拘縮形成手術 手術・処置等1 なし 13 3.85 5.93 0.00 23.23
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし 12 2.75 4.86 0.00 39.33
解説:当院は外傷患者を多数受け入れていますので顔面損傷、鼻骨骨折が多くなっています。
また唇裂二次修正を多数行っており顔面瘢痕拘縮形成術が多くなっています。多くの症例が他院で初回手術を受けた患者さんです。その他他院の形成外科同様、軟部組織の良性腫瘍の切除が多くなっています。

耳鼻咽喉・頭頚部外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 66 6.29 5.48 0.00 33.03
030380xxxxxxxx 鼻出血 33 4.15 5.79 0.00 59.48
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 32 9.88 8.01 0.00 28.13
030428xxxxxxxx 突発性難聴 29 7.69 9.18 0.00 53.24
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 28 6.25 7.23 0.00 46.29
当院は救命救急センターも併設しているため、急性感染症や鼻出血などの緊急に治療が必要な方が多く受診されます。
急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、急性咽喉頭炎などの重症な感染症の場合は入院し、抗菌薬静注治療や補液を行います。
強い鼻出血を認めて、ガーゼパッキングなどでも止血困難な鼻出血の場合は入院の上、主に全身麻酔下に手術治療を行っています。
また、重症の突発性難聴の方は入院し、ステロイドパルス療法と混合ガス吸入治療を行っています。
難治性の慢性副鼻腔炎の方には内視鏡下に鼻内副鼻腔手術を行っています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 28 7.64 7.31 10.71 74.29
110200xx04xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的レーザー前立腺切除術 18 4.44 7.64 0.00 77.50
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 18 9.39 5.75 0.00 67.11
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 10 9.50 12.30 0.00 61.10
110080xx02x0xx 前立腺の悪性腫瘍 精巣摘出術 手術・処置等2 なし 10 6.40 6.07 0.00 76.00
当院はがん拠点病院のため近隣医療機関からのご紹介、また当院他科入院中の患者さんで泌尿器科悪性腫瘍が発見されるケースが多く、膀胱がん、腎がん、前立腺がんの症例、手術が増えております。
前立腺癌の治療 におきましては、腹腔鏡下手術、放射線治療による外照射、内用照射などほとん ど全ての治療が当院で可能です。
男性特有の前立腺肥大症による排尿障害については積極的にレーザーなどを用い た経尿道的手術を行っております。

救急科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
050050xx99000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 30 1.90 6.83 3.33 68.87
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 22 2.00 6.32 9.09 54.91
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等2 なし 22 2.00 6.28 0.00 67.82
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし 20 2.00 12.34 5.00 76.55
100391xxxxxxxx 低カリウム血症 20 1.90 12.82 5.00 59.75
当院は救急救命センターを有し、地域の中核病院として様々な疾患の患者さんを受け入れています。
救急診療については他のどの病院よりも力を入れて取り組んでおり、年間38,189人の患者さんが受診しています。また、各科と垣根のない診療連携体制も当院の長所であり、救急患者は受診から各科へ入院まで円滑に行わ れています。

※当院ではH29年7月から外傷センターを立ち上げ、救急科と外科、放射線科、麻酔科などの連携はさらに強固な体制となりました。
※入院後は専門の科に映るため実際の患者数とは異なってきます。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 25 19 24 1 7
大腸癌 26 14 45 38 90 1 7
乳癌 11 13 1 7
肺癌 15 11 19 28 47 1 7
肝癌 33 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
胃、大腸、乳房、肺、肝臓の5つの部位にできるがんを5大がんと呼んでいます。
この表は5大がんにて当院に入院され、平成29年4月1日から平成30年3月31日までの期間に退院された患者さんについて、初発と再発の患者さんにわけて集計したものです。

初発の患者さんはUICC病期分類というI期~IV期の4病期別(ステージ別)に集計しています。
こちらでいう「初発」とは、当院においてがんの診断や初回治療を行った場合を指し、「再発」は診断した施設を問わず、がん治療後に再発・再燃または新たに遠隔転移が見つかった場合を指します。

本集計は、DPCの「最も医療資源を投入した傷病名」のデータを元に、入院を要するがん治療を受けた延べ患者数をステージ別に表しており、がん治療中に別の併存疾患を中心に診療を行った患者数や、外来で治療を受けた患者数はこの表には反映されておりません。

当院で入院加療を行った5大がん患者数は大腸がんが最も多く、続いて肺がん、胃がん、乳がん、肝がんの順となっており、ステージ別でみると、大腸がんと肺がんはIII期とIV期の進行がんの患者さんが多く、胃がんはI期とIV期の患者さんが多くなっており、乳がんと肝がんはI期とII期の患者さんが多くなっています。

当院は、病期の進行度や患者さんの背景、年齢や全身状態を考慮し、それぞれの診療ガイドラインに沿って、がん患者さんやそのご家族が安心できる最善の診断・治療を行っております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 43 7.95 58.65
中等症 344 10.24 79.59
重症 103 14.29 84.09
超重症 13 13.15 84.15
不明
他施設からの寝たきり患者さん、特に合併症患者さんを数多く診療・加療しているため、重症度の内訳は中等症が最も多く、重症度が上がるにつれて年齢も上昇し平均在院日数も長くなる傾向にあります。
合併症等を含め集約的な診療を行い、また退院後の日常生活動作を確保するためリハビリテーションを積極的に行っています。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
(%)
3日以内 227 16.60 72.00 40.08
その他 10 11.40 75.40 1.69
救命救急センターにて数多くの急性期脳梗塞疾患の患者さんを受け入れ、脳神経外科・神経内科を中心に複数科で集約的な治療を行っています。
加療後のリハビリも協力病院(後方支援病院)と共に積極的に行っています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 100 2.53 2.64 1.00 69.96
K616 四肢血管拡張術・血栓除去術 等 47 3.81 11.91 4.26 73.66
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術 その他のもの 37 1.62 2.05 0.00 61.14
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 等 32 2.41 3.81 3.13 71.31
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 等 23 0.09 10.91 0.00 65.96
24時間体制の救急センターから入院される虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈治療の割合が最も多いですが、末梢動脈疾患に対する経皮的血管内治療、頻脈性不整脈や心房細動に対する高周波アブレージョン治療(経皮的カテーテル心筋焼灼術)は増加傾向にあります。
その他徐脈性不整脈や慢性心不全に対するペースメーカー治療など種々の循環器疾患に対応した治療を行っています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 等 12 17.75 24.42 8.33 67.75
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 10 1.00 26.40 0.00 59.40
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
当科では末期腎不全の治療として血液透析、腹膜透析、腎移植の治療を行っています。この中で最も多いのが血液透析となります。
血液透析を行うためには内シャントが必要になります。もともと透析を予定しておらず、入院後に腎機能低下、透析導入となる患者さんがしばしばおり、そのため手術前後の入院日数がかなり長くなります。予定された内シャント手術では多くは入院せず、人工血管留置手術の場合でも入院日数は数日となります。
腹膜透析を行うためのカテーテル留置手術はパスに従って行われるため通常術後14日目で退院となります。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 79 1.54 10.25 6.33 72.32
K654 内視鏡的消化管止血術 49 0.37 9.14 4.08 64.69
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 等 37 2.30 5.68 2.70 70.05
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) 29 2.07 24.97 0.00 65.21
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術 26 0.73 2.88 0.00 53.46
当科で最も多い手術が、内視鏡的胆道ステント留置術です。さまざまな素材で作られたチューブを、胆汁の流れが悪くなった部分に設置する方法で、管を胆管内に入れ胆汁の流れを良くします。
次に多いのが、内視鏡的消化管止血術です。吐下血や出血性のショックを主訴に救急センターを受診したときに、緊急内視鏡検査が施行され、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などからの出血が認められた場合に行われる内視鏡的手術です。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 110 1.27 4.11 0.91 56.75
K6335 鼠径ヘルニア手術 等 67 1.34 1.93 1.49 42.30
K7181 虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 等 55 0.62 2.42 1.82 30.89
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 30 3.13 9.00 3.33 70.47
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 23 1.00 4.87 0.00 64.52
腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も多く、平均術後日数も短くなっており、安全で低侵襲な(患者さんへの負担の少ない)鏡視下手術が行われています。
また悪性腫瘍切除術など、これらのがん手術に対しても腹腔鏡下手術を積極的に導入し、安全かつ低侵襲な手術を行っています。
新生児内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K9132 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの 等 25 0.00 85.64 12.00 0.00
K9131 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの 等 22 0.00 48.05 4.55 0.00
K6334 臍帯ヘルニア手術 等
当院は、総合周産期母子医療センターとして機能しています。地域から多くのハイリスク妊婦を受け入れており、年間分娩件数も1000件を超えます。
早産児を代表とするハイリスク妊娠では、出生時に呼吸不全を認めることが多く、その場合は、すみやかな新生児仮死蘇生が必要になります。
通常分娩も予期せず新生児仮死をきたすこともあり、この際も新生児仮死蘇生が必要になります。
当院では24時間体制で異常分娩には、新生児科医が分娩に立ち会い、新生児仮死蘇生が行える体制を整えています。
産科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 等 96 7.18 7.71 2.08 32.79
K9061 子宮頸管縫縮術 マクドナルド法 等 56 0.75 6.77 0.00 32.29
K9091 流産手術(妊娠11週まで) 等 38 0.39 0.92 0.00 34.74
K861 子宮内膜掻爬術 等 23 0.96 2.83 0.00 32.22
K909-2 子宮内容除去術(不全流産) 21 0.24 1.33 0.00 34.67
当院は総合周産期母子医療センターのため、ハイリスク妊娠の患者さんが非常に多く、分娩に占める帝王切開の割合が40%におよびます。緊急帝王切開が多いため、麻酔科・手術室と連携し、安全かつ速やかな施術に努めています。
分娩時の会陰裂傷がなるべく軽度になるように努めていますが、ハイリスク分娩が多いためⅢ度の裂傷も発生します。適切に縫合術を行い治療しています。
子宮頸管無力症という流早産の原因となる疾患も多く見られ、子宮頸管縫縮術を行い、子宮口を開大するのを防ぐ手技を多く施行しています。
子宮頸癌初期の患者さんの紹介も多く、子宮頸部切除術を行い治療しています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部(腟部)切除術 95 0.55 1.02 0.00 39.13
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 等 69 1.29 2.88 0.00 35.61
K861 子宮内膜掻爬術 64 0.64 1.06 0.00 46.58
K877 子宮全摘術 60 1.88 6.15 0.00 49.68
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹) 等 31 2.26 9.45 0.00 45.26
中北部地区では婦人科を行っている施設が少なく、悪性、良性疾患ともに多くなっています。子宮頸部(腟部)切除術は近年、特に増加しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 27 1.41 11.67 18.52 75.48
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 等 22 0.86 28.45 36.36 62.59
K171-21 内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術 下垂体腫瘍 等 12 2.33 12.75 0.00 45.83
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 等 10 4.60 50.40 40.00 44.40
K1742 水頭症手術(シャント手術) 等 10 1.40 17.50 10.00 37.80
当院で最も手術件数の多かったのは慢性硬膜下血腫と脳動脈瘤クリッピングです。
いずれも救急センター受診後に緊急手術になることが多い疾患です。当院はいつでも緊急手術を行う体制が整っており、脳外科的救急疾患を速やかに治療できるのが最大の長所です。
下垂体腫瘍や頭蓋内腫瘍(脳腫瘍)の予定手術が多いのも当院の特徴の一つです。頭蓋内腫瘍の術後の在院日数が長いのは、当院で放射線および化学療法も積極的に行っているからです。手術だけではなく、その後のフォローも綿密に行っています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 等 38 0.58 2.68 2.63 64.66
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの) 2吻合以上のもの 等 13 3.08 16.31 0.00 66.69
K5606 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建)) 等 10 2.20 17.80 0.00 71.80
K5551 弁置換術 1弁のもの 等 10 2.10 16.60 0.00 76.30
慢性腎不全に対する動静脈シャント手術:慢性腎不全により維持透析が必要になった患者さんに主に前腕の動脈と静脈を吻合する手術です。動脈血を静脈に流すことで血流を増やし、血液を抜く管と血液を返す管の2本の管を留置し、透析の機械と接続し透析を行えるようにします。糖尿病患者の増加に伴い糖尿病性腎症から透析導入になる方も増えています。
冠動脈バイパス手術:心臓に血液を送る冠状動脈に狭窄、閉塞がありカテーテル治療不適応な病変に対しては冠動脈バイパス手術を行っています。基本的には心拍動下(人工心肺を使用しない)に冠動脈バイパス手術を行っています。循環器内科グループとハートチームを形成しており、急性心筋梗塞、不安定狭心症に対する緊急手術も遅滞なく行っています。
腹部大動脈瘤:当院では放射線科と連携し治療にあたっており外科手術、ステント治療の両方が可能です。患者さんの希望を聞きながら方針を決定しています。
上行〜弓部大動脈瘤:大動脈基部の拡大がある症例では自己の大動脈弁を温存する手術を積極的に行っています。上行〜弓部の大動脈瘤に関しては基本的に外科手術を行っています。人工心肺を用いて低体温、循環停止法を用いて弓部分枝(頭や上肢に血液を送る血管)を再建し上行・弓部大動脈の人工血管置換手術を行っています。大動脈基部病変に対しては可能な限り大動脈弁温存の基部再建手術を行っています。
弁膜症:リウマチ性弁膜症は減少しており石灰化による狭窄と変性による閉鎖不全が増加しています。患者さん、ご家族に病態をよく理解していただいた上で年齢も考慮し弁置換適応の方には生体弁、機械弁の選択をしています。形成が可能な形態なら積極的に弁形成を行っています。大動脈基部拡大に伴う大動脈弁閉鎖不全の症例に対しても自己弁温存の大動脈基部再建手術を行っています。感染性心内膜炎に伴う緊急手術も診断後、早期に積極的に外科治療介入をするようにしています。
高齢化が進んでおり併存疾患(糖尿病、腎不全で透析、高度の動脈硬化など)や過去の心臓手術の既往のある方も増加し、複雑病変の方が増えてきていますが、循環器内科と協力しハートチームとして適切な時期に万全を期して治療を行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 102 5.92 19.12 61.76 70.68
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 58 3.98 14.24 13.79 54.69
K0811 人工骨頭挿入術(股) 45 11.82 20.51 86.67 79.00
K0821 人工関節置換術(膝) 等 20 3.75 29.05 65.00 72.20
K0483 骨内異物(挿入物)除去術(下腿) 等 19 1.16 2.68 0.00 46.68
最も多い骨折観血的手術(大腿)は、高齢者大腿骨転子部骨折に対する骨折観血的手術に加え、高エネルギー外傷や多発外傷を伴う大腿骨骨折に対する手術が含まれます。
人工骨頭挿入術は、ほとんどが高齢者大腿骨頸部骨折に対する手術であり、基礎疾患や合併症のため、平均術前日数が長く転院率が高くなっています。骨折観血的手術(前腕)は橈骨遠位端や骨幹部骨折に対する骨折観血的手術であり、若年者が多いのが特徴です。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K0101 瘢痕拘縮形成手術(顔面) 等 15 1.00 1.53 0.00 22.53
K0052 皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上4㎝未満) 等 10 1.00 0.90 0.00 35.70
K4431 上顎骨形成術(単純な場合) 等
解説:唇裂二次修正を多数行っており顔面瘢痕拘縮形成術が多くなっています。多くの症例が他院で初回手術を受けた患者さんです。その他他院の形成外科同様、軟部組織の良性腫瘍の切除が多くなっています。
耳鼻咽喉・頭頚部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 等 41 1.71 7.27 0.00 26.66
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 22 1.82 0.27 0.00 4.23
K331 鼻腔粘膜焼灼術 等 18 0.33 2.22 0.00 56.78
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 15 0.33 6.27 0.00 48.47
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 等 15 1.60 3.40 0.00 41.33
扁桃炎を繰り返す慢性扁桃炎の方や、小児で扁桃肥大を認める睡眠時無呼吸の方、IgA腎症などの扁桃病巣感染症の方には全身麻酔下に扁桃摘出術を行っています。それぞれ、扁桃炎の予防、無呼吸の改善、腎症の悪化の予防という治療効果を目指しています。
難治性の滲出性中耳炎、あるいは反復性中耳炎の小児には全身麻酔下に鼓膜チューブ留置術を行っています。これは聴力の改善と、炎症の改善のためです。
難治性鼻出血の方で、局所麻酔下での止血処置が困難な方は全身麻酔下に鼻腔粘膜焼灼術を行っています。
扁桃周囲膿瘍の方で、膿瘍が明らかな場合は早期の治癒を目指して扁桃周囲膿瘍切開術を行っています。
慢性副鼻腔炎の方で、内服、点鼻薬などの保存的治療でも症状が改善しない場合は、全身麻酔下に内視鏡下鼻副鼻腔手術を行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率
(%)
平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 等 26 1.96 7.00 11.54 72.46
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術 ホルミウムレーザーを用いるもの 等 20 1.80 2.45 5.00 77.80
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 19 1.79 10.95 15.79 68.16
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 等 16 2.69 4.06 0.00 69.38
K830 精巣摘出術 13 2.77 10.85 0.00 71.77
前立腺肥大症はレーザーによる経尿道的切除術を、腎がん、膀胱がん、前立腺癌は ほぼ腹腔鏡下での手術をおこなっております。
また、尿路結石の手術も経尿道的 に行われ、低侵襲な手術がメインとなっています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 98 0.77
異なる 118 0.93
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 77 0.61
異なる
当院では高齢かつ合併症(糖尿病、尿路感染など)の多い患者さん・寝たきりの患者さん・がん患者さん・低体重出生児など、幅広い年齢層・疾患の患者さんへ診療を行っており、近隣施設からも合併症を有する重篤な感染症患者さんを受け入れているので、症例数が多くなっています。

手術・処置等の合併症については、どのような術式でも一定の確率で起こり得るものであり、創部感染症等が挙げられます。
合併症を予防するため、手術や処置などを行う際には細心の注意を払い施行しております。
主に感染症内科を中心に発生防止、および治療に取り組んでいます。
更新履歴
2018/09/28
平成29年度の「病院情報」を公開しました。
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