沿革

病院沿革

事項
昭和20年沖縄戦の真最中、米軍は沖縄各所にいる戦争孤児や傷病者を空家またはテント小屋に収容し、沖縄の医師を中心にその治療及び世話をさせていた。
その一施設が沖縄市胡屋にあり、それが本院の前進である。その後、ハワイ諸島に収容されていた日本兵等の帰還者の傷病者も収容し治療した。
米軍は、その後この施設を県民の正式な医療施設とするため、約66,000㎡の土地を確保し、病院設立計画に取り掛かるよう医師の協力を要請してきた。そこで幸地初代院長他全員は、一時的に具志川村字宮里(現在の沖縄電力具志川営業所東側)のS・H6の海兵隊病院跡(天幕小屋)に移動するとともに、病院設立に協力した。その間、終戦を迎え、患者が激増したため、病院設立計画はすぐ着工され、コンセットトタン葺の施設が竣工した。
昭和21年424具志川村(現うるま市)よりコザ市へ全員移転し、沖縄中央病院として開設する。(ベット数:500床)
5沖縄中央病院看護婦学校を併設する。
昭和25年11沖縄群島政府が創設される。
昭和26年10コザ市(現在の沖縄市)字胡屋の私有地に病院建設に着工する。
昭和27年41琉球政府が創立される。
10病院建設竣工に伴い、病院勤務医師4名、契約開業医師8名と他職員が異動し、開放性病院として運営開始する。
昭和30年476床の結核病棟が竣工する。
411結核予防会の久留先生の指導で沖縄で初めて結核の肺外科手術に成功した。
111看護学校が一独立施設として病院から分離し、校長は院長が兼任する。
昭和31年11那覇病院新設計画に伴い、沖縄中央病院はコザ病院と改称される。
昭和32年10血液銀行の建物が竣工する。
昭和38年9建物の老朽化による移転のため、現在地のうるま市字宮里に敷地を選定する。
本院の建設工事に着工する。
昭和40年4上記工事が竣工する。
昭和41年33コザ病院は中部病院と改称される。
4具志川村(現うるま市)宮里に移転し、診療を開始する。
職員172名(医師12名、看護婦88名、その他72名)新館(外来棟)2階が竣工する。
4ハワイ大学派遣医学教育顧問団団長N・L・Gant・Jr(M・D)以下32名を迎え、第1回目の臨床医学研修を実施する。
研修医師8名(沖縄出身5名、本土出身3名
8歯科診療を開始する。
昭和43年328第1回研修医1年次修了式を開催する。
本土出身3名は帰郷、5名は2年次研修へ進む。
6外来診療(外科・内科・小児科・産婦人科・泌尿器科・歯科)を正式に開始する。
昭和44年1010整形外科外来診療を開始する。
1117耳鼻咽喉科外来診療を開始する。
昭和46年630米国援助によるハワイ大学の臨床医学研修費の終了に伴い、指導医全員が帰国。
7従来の医学研修制度について、本土政府がその経費の半額を補助することにより後2ヵ月継続すること庁議で決定する。
昭和47年421本院の真栄城、古謝医師の指導で沖縄で初めて心臓手術に成功した。
515日本復帰が実現し、沖縄県立中部病院と改称される。
昭和48年411新館5、6階の増築工事を着工する。(竣工:昭和49年3月31日)
911救急センター棟の新築工事を着工する。(基礎4階)
昭和50年101救急センターを開設する。
昭和51年322救急病院の指定を受ける。(沖縄県告示第87号)
325浜診療所(RC造平屋)の新築工事を着工する。
51中部病院保育所開設
5救急センター内に無菌室を併設し、薬剤師による血液成分製剤を開始する。
昭和52年325手術室を増築する。
41救命救急センター開設専用病床20床
631核医学診療部門を増設し、業務開始する。
101CTスキャナー(頭部用)を導入し、業務開始する。
1223総合病院としての名称使用許可を受ける。(沖縄県指令第2053号)
昭和53年320中央検査部を増改築する。(北棟2階)
81新生児ICU病床20床を増床し、399床となる。(沖縄県指令第1164号)
昭和54年325ICU病棟の増設のため、旧手術室を改築する。
41救命救急医療体制強化のため、検査技師、放射線技師及び薬剤師の三交代制勤務を実施する。
711外来診療部門を全面増改築する。
ICU病床を11床増床し、410床となる。(指令1、第356-3号)
1224血管連続撮影装置を新機種に変更し、循環器疾患の診断機能整備を図る。
昭和55年725病床140床及び放射線治療室、人口透析治療室及び厨房等の新南病棟増築工事を着工する。(2ヵ月継続事業)
昭和56年331放射線治療装置、(放射線治療プライニングシステム装置、アフターローリング式体腔治療装置、X線位置決め装置)等を購入し、悪性腫瘍 の治療機能充実を図る。
1214新南病棟(地上5階建)が竣工する。
昭和57年320全身用CTスキャナー(米国GE社CT/TX-2)を購入し、診断機能の充実を図る。
331多人数用人工透析治療装置一式及び個人用人工腎臓装置を購入し、腎臓疾患の治療機能充実を図る。
昭和58年414新南病棟で140床を増床し、550床となる。(指令第340号)
61新南病棟140床のうち86床(4、5階)を開設する。
慢性腎不全に対する人工透析治療を開始する。
628放射線治療を開始する。
89南3病棟54床を内部改造するため減床、496床となる。(指令第572号)基準看護(特二類)基準給食・基準寝具の承認を受ける。
昭和59年61リハビリテーションを開設する。
昭和60年330循環器X線システム(心臓血管撮影)を設置する。
430宮城診療所が廃止となる。
61在宅酸素療法の施設基準が承認される。(沖縄県指令生第823号)
昭和61年320伝染病隔離病棟の新床30床が許可される。(沖縄県指令生第406号)
61新生児特定集中治療室の施設基準が承認される。(沖縄県指令生第761号)
昭和62年41院内全面禁煙を実施する。
414腎臓移植を開始する。
昭和63年51基準看護(特三類)が承認される。
平成元年331超音波診断装置(横河メディカルRT-2800)を設置する。
全身用CTスキャナー(東芝TCT900S)を増設する。
921精神科を開設する。
平成2年1227津堅診療所(RC造平屋建162.54㎡)が竣工する。
平成3年1沖縄県腎移植推進情報センターを設置する。
1019呼吸器外科、小児外科、形成外科及び肛門科を開設する。
平成4年326南5、6階系統及びNICU系統空調機を設備更新する。
51無菌製剤処理の承認を受ける。(菌)第3号
81投薬業務に係る承認を受ける。(薬)第8号
121特別管理給食加算に係る承認を受ける。
平成6年118磁気共鳴断層撮影装置(MRI)を設置する。
41透析室の5床を増床する。
107新看護に係る承認を受ける。
平成8年314津堅診療所医師住宅新築工事が竣工する。
95心療内科、アレルギー科及びリウマチ科を開設する。
1127創立50周年記念式典を開催
129災害拠点病院指定
平成9年131全身用X線コンピューター断層撮影装置(横河メディカルSupremeシステム)を設置する。
51浜診療所が廃止となる。
平成10年228津堅診療所看護婦住宅新築工事が竣工する。
平成11年210新館工事を着工する。(外来駐車場敷地)
41第2種感染症指定医療機関として認定される。
715放射線治療用リニアック(直線加速装置)を稼動開始する。
730JICAより「国際協力功労者賞」を受賞する。
924離島・へき地遠隔医療システムの運用開始式を開催する。
平成12年327「中部病院の理念・使命」の入選者を決定する。
331循環器系X線診断装置を設置する。
平成13年2厚生労働省、沖縄社会保険事務局及び沖縄県共同による特定 共同指導を実施する。
628新病院(地下1階地上一部7階)が竣工する。
1010病棟を移転する。
1015新病院で業務開始する。
平成14年41総合周産期母子医療センターを併設する。
83南病棟を移転する。
平成15年41全面院外処方を実施する。
51地域医療連携室を設置する。
121急性期特定病院施設基準の承認を受ける。
平成16年216日本医療機能評価機構認定病院(Ver.4)となる。
51院外研修医宿舎(南冠寮)をリースする。(地下1階・地上2階・36部屋)
71医療安全管理室を設置する。
101開放型病院共同指導科(5床)受理
平成17年214地域医療支援病院の承認を受ける。
平成18年331磁気共鳴断層撮影装置を1.5TMRI装置へ更新。
531敷地内完全禁煙施設としての認定を受ける。
平成19年131地域がん診療連携拠点病院の指定を受ける。
平成20年7DPC対象病院としての診療報酬算定開始。
8放射線情報システム構築でフィルムレス化実現。
平成21年21南病棟2階内科休床。
216日本医療機能評価機構認定病院(Ver.5)となる。
526村上医師により沖縄県内初の生体肝移植手術が行われる。
918CT装置2台を高度多機能搭載システムへ更新し、CT750HDによる心臓CT検査開始。
平成22年226CT装置2台を高度多機能搭載システムへ更新し、CT750HDによる心臓CT検査開始。
326循環器系X線診断治療システムを導入。
平成23年47対1看護基準を取得する。
平成24年4看護補助加算の施設基準の取得
101南病棟2階再開
平成25年6眼科医採用により眼科再開
7土曜日のリハビリテーション開始
9皮膚科、精神科移設
1119院内保育所着工
平成26年1GIDセンター開設
41おひさま保育園(院内保育所)開園
心臓血管リハ、STの土曜日リハビリテーション開始
106新病棟供用開始
平成27年38沖縄県内初の脳死判定による臓器移植手術が行われる
5頭蓋顎顔面センター開設
322ドトールコーヒーショップ営業開始
平成28年41MEセンター設置
入退院支援室設置
418熊本地震へのDMAT隊・救護班派遣(~24日)
91 HCU病床を開設(8床)
熊本地震で被災した熊本市民病院から3名の派遣職員を受入れ(~令和元年8月)
101 緩和ケア内科を開設
103 電子カルテ稼働
外傷センター設立
平成29年51 当院、うるま市、津堅区自治会の3社による「津堅島における医療・介護の安全安心な体制確保に関する基本協定」締結。
727 琉球大学医学部付属病院との今後の沖縄における救急医療体制並びに離島・北部医療支援の充実に向けた覚書を締結。
831 中部病院紹介本「チームワークで県民の医療を支える」初版第1刷発行。
921 中部病院歯科医師会と「周術期口腔機能管理連携に関する協定」結束。
1111 沖縄県臨床研修事業50周年記念式典。
平成30年228 岩手県立中央病院との友好病院盟約締結5周年記念公演開催。
320 NICU9床増床に伴い、許可病床を550から559床に変更。
平成31年221 沖縄公共職業安定所を「長期療養者就職支援事業協定」締結。
7 NICU工事開始。
3 外来におけるコンシェルジュ業務開始。
令和2年1027 NICU増床工事竣工。
令和3年41 沖縄県病院事業局組織規定の一部改正により、事務部に設備・調達課を新設。
716 MRI室増築工事着工。
1020 オンライン資格確認稼働。
令和4年630 MRI室増築工事竣工。
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