血液浄化センター
基本方針
当院の腎臓内科は、腎炎・ネフローゼなどの腎臓病の治療だけでなく、腎不全の患者さんに腎移植・腹膜透析・血液透析の治療法を患者様個々に応じて丁寧に説明し、選んでいただく腎統合医療を実践しています。
診療内容
2015年3月より沖縄県では初となる在宅血液透析(HHD)を開始しました。
いくつかの条件がありますが、興味のある方は連携室までお問い合わせください。
当院血液浄化センターでは、以下の患者さんの透析療法を行っています
- シャント手術を控えた透析導入期の患者さんの透析
- 腹膜透析患者さんの外来(CAPD外来)
- 腎移植を控えた方や腎移植前後の管理(腎移植後は移植外来で診察します)
- 心臓カテーテル検査/心臓手術の患者さんの手術前後の透析
- 集中治療室での血液浄化
- その他の特殊疾患における血液浄化(血漿交換・LDLアフエレーシスなど)
現在透析療法を受けておられる患者様で腎移植をご希望の方は腎臓内科外来案内を御覧ください
外来表
スタッフ紹介
宮里 均
耒田 善彦
芝池 庸仁
古閑 和生
診療実績
学会発表・論文発表
学会発表・論文・著作はこちらを御覧下さい。
後期研修プログラム
血液浄化センターは腎臓内科の付属施設では腎移植・血液透析・CAPD・ICU血液浄化・interventional nephrologyと幅広い分野を扱っています。
研修は、腎臓内科・膠原病リウマチ内分泌と合同プログラムで院内では1つの診療科として機能しています。
腎臓内科の後期研修医として血液浄化センターにて維持透析を中心とした以下の血液浄化に関した研修を行います。
後期研修医の給与やその他の処遇に関してはハワイ大学後期研修要項を参考くさだい
腎臓内科の血液浄化センターの研修目標として
血液浄化
- 保存期腎不全の患者を外来で診療し、透析導入になる以前からTotal Renal Careをめざして、血液透析・CAPD・腎移植と患者ごとに応じた治療法を実践している。腎移植に関して、術前・術後・外来と管理できるよう症例を経験する。
- 血液透析患者さんのケア並びに合併症の管理が行える
- 血漿交換・LDLアフェレーシスなどの特殊血液浄化の適応を理解し、実践できる
- ICUにおける血液浄化療法に関して、欧米のコンセンサスを理解し、血液浄化療法を選択できる。心臓大血管手術患者の血液浄化を適切に行う
- Interventional nephrologyを積極的に導入し、血液シャント肢のPTA・腎動脈狭窄に対するステント挿入術・腎嚢胞の塞栓/ドレナージ術・副腎静脈サンプリングなどを術者として施行する
- 卒後5年目以降で離島での250床での総合病院で腎臓内科のchiefとして勤務し、general nephrologyを実践できる(最低1年間勤務)
腎統合医療
腎統合医療とは、保存期腎不全の患者に対して、個々の患者に応じた治療法を選択してもらえるよう行っている。以下の外来に積極的に参加し、腎疾患の外来トレーニングを行う。- 腎不全サポート外来
- 腎移植外来
- CAPD外来
- 血液浄化センター
当科での診療実績
- 年間腎生検数(2011年度)85件(移植腎生検10件)
- 血液透析患者年間新規導入数(2011年)50名
- CAPD患者数 22名
- 外来腎移植患者数(外来フォロー)
- 透析シャント肢に対するPTA数(2011年度)90例以上
当科関連で取得できる専門医
日本内科学会総合内科専門医/透析専門医/腎臓専門医/臨床腎移植専門医/リウマチ専門医/日本集中治療学会専門医/禁煙学会認定指導者