院長あいさつ

病院長拝命の挨拶

2025年4月1日付けで沖縄県立中部病院19代目の院長を拝命いたしました天願俊穂と申します。
私は1990年に琉球大学医学部を卒業し、中部病院で外科研修医として医師人生をスタートしました。4年間の研修終了後、県立宮古病院で1年間外科医師として勤務し、1995年5月から大阪の国立循環器病センターで心臓血管外科のトレーニングを受け、1998年から中部病院に入職し現在に至ります。
医師としての基本的な姿勢は学生時代を過ごした琉球大学、研修医時代を過ごした中部病院で学びました。私にとって素晴らしい恩師、同僚、患者さんとの出会いがあり、それ以来、これまで様々なご縁に恵まれ今に至っています。
医師としてだけではなく人間としても成長させていただきました。これからは管理者として学びながら精進してまいります。

コロナ禍が明け、もとの日常が戻ってきたように感じますが、医療の世界はコロナ前に戻ることはなく、今まで経験したことのない状況になっています。少子高齢化とそれに伴う労働人口の減少、診療報酬の抑制、人件費、医療材料費の高騰、ポストコロナの患者さんの受診行動の変化など、病院の置かれた立場は厳しさを増しており、さらに公立病院はその煽りを強く受けています。

中部病院には医療と教育に情熱を持ったスタッフ、やる気のある研修医、沖縄県の医療に貢献する意思と覚悟を持った職員が数多くいます。私たちは患者さんに「いつでもどこでも安心して満足できる医療を提供」するため「患者中心主義、社会的貢献、チームワーク」を理念として診療を行なっています。医療の質、教育の質、経営の質の向上を常に考え、全職員一丸となってこの難局に立ち向かっていく所存です。

「私の仕事は、中部病院が担うべき役割を十分に果たすことができるように舵取りすることだと思っています。そのためには職員のみならず、皆様からのこれまで以上のご協力、ご指導、ご鞭撻が必要と思っております。何卒よろしくお願いいたします。

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