精神神経科

概要(歴史、変遷)

当院の精神神経科は平成元年より診療を開始しています。

基本方針・特徴

精神神経科の入院病床は無く、長期の外来フォローは基本的に行っておりません。
入院中に新規に発生した、精神的問題に対応したり、もともと合併していた精神疾患の管理を行っています。

外来

外来では、地域や院内からの紹介を受け、初期診断や初期治療に対応しております。当院は3次救急に対応した、救急センターを有しております。そのため救急センターに搬送された自殺企図患者さんの面談、フォローも行っております。

入院

主には、入院中の患者さんの不安や不眠、気分の落ち込み、せん妄などに対して対応したり、精神疾患を合併する患者さんの精神状態が入院中悪化することがないように、身体科主治医と共同で治療にあたります。

スタッフ紹介

三塚 智彦

緩和ケア

中部病院はがん診療連携拠点病院として指定されており、多くのガンを患う患者さんも入院されております。そのような方々へ、ガンの検査、説明、治療など診療に伴う苦痛を軽減するためのチームの、「緩和ケア」の一員としても患者さんの症状の軽減に努めています。

GID外来

沖縄県立中部病院では2014年1月に、性別違和を抱える方の治療として、性別適合手術及び、ホルモン療法を実施するためおきなわジェンダーセンターを設立しました。精神神経科では、その適切な実施のために、性別違和に十分な診療経験がある医療機関から紹介をお受けして、性別違和の診断を再確認するとともに併存する他精神疾患の治療に努めます。

また、他センター構成員と共に、判定会議を行い適切な治療の実施計画を検討します。さらに社会生活の円滑にするための諸手続きに必要な書類を作成します。(名前変更及び戸籍変更)

物忘れ外来

主に地域の開業医を対象として、物忘れ(認知症)が疑われる患者さんの診断と初期治療を提供しております。当院ではMRI(磁気共鳴画像)に加えて、MIBG心筋シンチ(MIBGはメタヨードベンジルグアニジンの略)、DAT-SCAN(脳ドーパミントランスポータシンチ)、SPECT(脳血流シンチグラフィー)など、適切な認知症診断のための検査を提供することができます。

病気に関する簡単な説明

認知症

うつ病

パニック障害

不眠症

開業医の皆さんへ

当院は主に地域の精神科及び心療内科を専門としない先生方からの紹介を受け付けています。
物忘れ外来では、主に地域の開業医の先生方から認知症を疑う患者さんの紹介を受け付け、診断及び初期治療に対応しています。(毎週水曜日)
また、その他の不眠や気分の落ち込みなどのその他の精神科的な症状に対しても、紹介を受け付けております。(毎週月曜日、水曜日)
詳しくは地域医療連携室までお問い合わせください。

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