看護部
看護部長あいさつ
沖縄県立中部病院看護部のホームページをご覧頂きありがとうございます。
2024年4月より看護部長を拝命しました金森智江です。
看護は、患者さんとそのご家族を「身体・心・社会」の面から支え、持てる力を引き出す役割を持っています。私たちは、患者さんとご家族の価値観や人生観を大切にし、その想いに寄り添いながら、患者さんとご家族らが、自らの力を発揮して回復に向かっていけるような看護の提供を目指しています。また、患者さんが、病を持ちながらも住み慣れた場所で自分らしく過ごせるよう、地域での暮らしを見据えた在宅療養支援に多職種連携・協働で取り組むチーム医療を推進しています。
看護部では、確かな知識と技術を備え、相手の気持ちをおもんぱかり行動できる人材の育成に努めています。
今後も、患者さんやご家族の方に「中部病院を選んで良かった」と感じて頂けるよう、医療・看護の質向上に取り組んでい参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
看護部長 金森智江
看護部の目標
看護部の理念
私たちは、沖縄県立中部病院の理念と使命を自覚し、医療チームにおける看護の役割を遂行します。
基本方針
- 科学的根拠に基づく安全で質の高い看護の提供
- 看護専門職者としての人材育成に努める
- 看護職者が満足して働き続けられる職場環境を目指す
看護部目標
- 業務の効率化・多様な働き方を推進し働きやすい職場環境をつくる
- 専門性の高い人材を育成ししつの高い看護を提供する
- 看護の専門性を活かした経営参画を推進する
教育理念
看護部の理念と基本方針を基盤とし、専門職業人としての成長を支援します。
教育方針
- 専門的知識に基づく判断を行い、個別的な看護が実践できる人材の育成
- 自己学習能力を高め、自ら気づき成長できる看護職者を育成する
- 倫理的行動がとれる看護職者を育成する
看護部:教育計画
実施能力段階別の院内年間教育計画です。[PDF / 730KB]
ラダー別 年間教育計画
☆クリックすると年間スケジュールが表示されます。
その他 年間教育計画
☆クリックすると年間スケジュールが表示されます。
専門・認定看護師紹介
☆認定看護師は活動日(水曜日または木曜日)にそれぞれの専門分野についてのコンサルテーションを受け付けています。
相談内容によっては、複数の分野共同で対応しています。
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高齢者は、「入院」という“非日常”的な環境に置かれることで不安や興奮、せん妄などをきたしやすく、疾病回復の遅れや入院期間の長期化につながることもあります。当院では、高齢者が安心して検査・治療を受けることができるよう、各病棟の認知症ケアコアナースと共に療養環境を整える支援に取り組んでいます。
また、急性期病院に入院する高齢者には、疾患や課題にばかりに焦点を当てたケアではなく、高齢者を生活者として捉え、持てる力を引き出すための支援が必要です。
治療終了後に本人が望む場で安心して生活が継続できるよう、入院早期から院内外の多職種をつなぎ、協働し、役割を補完し合いながら退院支援にも力を入れています。 -
過大侵襲を受け、集中治療が必要な患者さまに対して、病態の変化を様々なモニタリングやフィジカルアセスメントから予測し、重症化の予防や、二次的合併症の予防および、ICU入室時から退院後の生活の質を見据えた早期リハビリテーションの実践など、日々スタッフとともに質の高い看護ケアを提供できるよう取り組んでいます。
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新生児集中ケア認定看護師は、ハイリスク新生児の急性期の全身管理、出産前から出産後、NICU入室してからの親への家族形成支援を主な活動としています。
NICUに入院する赤ちゃんは小さく、とても繊細ですが大きな力を秘めています。日々変化する赤ちゃんとの関わりを通して、赤ちゃんのサインを読み取り、その力を引き出せる様に多職種と協力しながらご家族と赤ちゃんを中心としたチーム医療に取り組んでいます。
またNICUに入院する赤ちゃんのご家族は心理的に危機的な状況にあります。ご家族の思いに寄り添い、退院後も安心してお家に帰れるようにお手伝いします。 -
糖尿病は慢性疾患であり、一床付き合っていかなければなりません。また、自覚症状がないことが多く、療養行動に結び付きにくい特徴もあります。
そのため、患者さんの中には糖尿病であるという実感が持ちにくく、上手く治療を生活の中に取り入れることができずに悩まれている方もいます。
そのような患者さんの話をよく聞き、自分ができることは何かを一緒に考えながら、患者さんの力を引き出し発揮できるよう取り組んでいます。 -
皮膚・排泄ケア認定看護師としてストーマ(人工肛門・人工膀胱)を保有する患者さんの入院中や退院後の日常生活を支援しています。その他には、床ずれなどに対する創傷ケアの実践、日常生活の中での床ずれやスキン-テア(皮膚裂傷)の予防ケアについての相談に対応しています。
創傷管理として、医療スタッフと協働してチームで予防ケア方法を普及できるような研修を企画し予防ケアが院内や地域に根付くような体制づくりを支援しています。
患者・家族に寄り添いながら、その方々の思い描く目標に向かって課題を共有しより良いケアを提供できるように取り組んでいきたいと思います。 -
感染管理の目的は、患者さんや職員を感染から守ることにあります。私たちは多種多様な微生物とともに生活しています。それらの同居人たちとうまく住み分けしていくための方策を提案しています。
感染対策の為に決められたルールを遵守できるよう職員や患者さんに教育や説明を行います。
対策を行った結果を分析し、評価を行います。評価をふまえて対策を見直し、よりよい結果を得られるよう日々活動しています。 -
食べることは、生きていくうえで栄養確保だけではなく、生きていくうえで大切な欲求の一つです。私たち摂食・嚥下障害看護認定看護師は、患者様の食べたい気持ちに寄り添い、家族の食べさせたい想いをサポートしていきます。
チームとして、患者様の嚥下機能を評価し、安全・安楽に食べられるように食事形態の検討、訓練を行っていきます。
また、地域の皆様の食べる能力を維持・向上、死亡原因となっている誤嚥性肺炎予防についても一緒に取り組んでいきたいと考えております。 -
「緩和ケア」はがんと診断された時から、患者さんとご家族のこころや身体のつらさを緩和し、療養生活を自分らしく過ごすことができるよう支援していくことを目的としています。
外来通院中、病棟入院中、在宅療養中、様々な場面において「緩和ケア」を活用していただけるよう院内・外の医療スタッフ(医師、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリ、心理師、医療ソーシャルワーカー、がん相談員など)と連携を取りながら努めていきたいと思います。
どんな些細な不安でも気兼ねなくご相談ください。 -
放射線に対してのイメージ、放射線治療や副作用に対しての不安が和らぐよう、看護師は患者さんの不安をとことんまでお聴きします。放射線治療は病状によって回数が決められており、継続して治療が受けられるよう、一緒にセルフケアの方法を考え、副作用症状を和らげていきます。
安心して放射線治療が受けられるよう、放射線治療に関わるスタッフ・患者さん・ご家族がチームとなり、安心安全な治療環境を作っていきたいと思います。
治療を受けられる際には、気兼ねなくご相談下さい。 -
近年、生涯において、がんに罹患する確率は男女ともに2人に1人といわれており、がんを抱えながら生活する患者さんが増えています。また、医療の進歩と共に様々な薬剤が開発され、治療の選択は多様化し、患者さんの意思決定は複雑化しています。
私たちがん化学療法看護認定看護師は、複雑化する意思決定を支援していくとともに、治療が安心、安全に受けることができるようサポートしています。副作用を最小限に抑え、症状とうまくつきあいながらその人らしく生きがいを持って生活できるよう、患者さんと共により良い方法を考えていきたいと思います。
がん薬物療法看護外来を開設しており、そちらでもお話を聴くことができます。どんなことでも気兼ねなく、いつでもご相談ください。 -
救急看護師の最も重要な役割は初期治療の実施です。 救急看護師は、年齢や性別に関係なく心臓や呼吸が止まってしまった患者への救急蘇生処置、採血、点滴、酸素投与など、さまざまな処置を患者の状態に合わせて素早く行う必要があります。
また、人工呼吸器や心電図モニターの管理なども行う必要があり、幅広い知識とスキルが求められます。
救急看護認定看護師は、院内職員だけではなく地域の医療職を対象とし、急変を予防しつつ患者・家族が安心した医療と看護を受けることができるよう調整してまいります。 -
近年、生涯において、がんに罹患する確率は男女ともに2人に1人といわれており、がんを抱えながら生活する患者さんが増えています。
また、医療の進歩と共に様々な薬剤が開発され、治療の選択は多様化し、患者さんの意思決定は複雑化しています。
私たちがん化学療法看護認定看護師は、複雑化する意思決定を支援していくとともに、治療が安心、安全に受けることができるようサポートしています。副作用を最小限に抑え、症状とうまくつきあいながらその人らしく生きがいを持って生活できるよう、患者さんと共により良い方法を考えていきたいと思います。
がん薬物療法看護外来を開設しており、そちらでもお話を聴くことができます。どんなことでも気兼ねなく、いつでもご相談ください。
看護部:よくある質問
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A: 「断らない救急医療」を目指し、24時間いつでも受け入れができるように、入退院支援室を立ち上げ、救急室、病棟と連携した効率的なベッドコントロールを行っています。
また、地域がん診療連携拠点病院でもあり、がんの苦痛や悩みを抱える患者さんの気持ちに寄り添い、意思決定支援ができるようチームで連携し関わっています。在宅療養支援として、病気や障害を持っても、住み慣れた地域で療養が継続できるように、訪問診療や、地域の病院や施設と連携強化し退院後の在宅医療の充実を図っています。
地域の感染対策にも力を入れ、医師や看護師により、介護施設や、学校などに出向き感染予防についての助言、講話などを行って、地域住民の健康への支援活動を行っています。 -
A: 認定看護師・専門看護師の取得支援はあります
認定は、研修期間中の休暇と合格後研修費の支援があります。
専門看護師等へ支援制度があります。
また、「感染管理」「緩和ケア」「がん化学療法看護」「救急看護」「集中ケア」「新生児集中ケア」「皮膚・排泄ケア」の認定看護師が活躍していますので、アドバイスがもらえます。 -
A:正職員は、県の採用試験を受ける必要があります。
それ以外には、会計年度任用職員と臨時的任用(臨任)があります。
会計年度任用職員と臨任は、時期に関係なく病院主体で採用を行っています。 -
A:現在のところありません。
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A:県の給与規定によりますので、面談の際にご確認ください。
経験年数は加味されます。 -
A:負担制度はありません。
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A:寮はありませんが、本採用だと住居手当の支給があります。(最高支給限度額:¥27,000)
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A:異動はあります。
定期的に希望調査を行いながら実施しています。
北部病院、南部医療センター・こども医療センター、宮古病院、八重山病院、精神科の精和病院です。
各病院は特徴があり、高度急性期の看護や島嶼看護と幅広く経験ができます。 -
A:産前産後の休暇や育児休暇(最長3年)などや、育児休暇復帰後は、時短勤務制度の支援があります。
平成26年4月より、院内保育所「おひさま保育園」を設置しました。職員が出産後も子育てをしながら安心して働き続けられるよう、夜間保育を取り入れています。
病院敷地内にあるので、ママさんナースにとってはとても安心ですよ。 -
A:希望や経験をききながら、(適性を踏まえて)配置を検討しています。
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A:三交代勤務(日勤:8:00-16:30 準夜勤:16:00-0:30 深夜勤:0:00-8:30)と変則に交代勤務
(日勤:8:00-16:30 長日勤:8:00-20:30 夜勤:20:00-翌朝8:30)があります。 -
A:部署により若干異なりますが、約8~9回です。