診療情報管理室
診療情報管理室
診療情報管理室は資料棟(南病棟)2階にあり、中部病院の歴史的な流れからカルテ室と呼ばれています。
診療録・レントゲンフィルムの管理や、統計等の患者さんに派生する各種の資料作成、スタッフ医師・研修医が記載した退院時要約、手術記録の管理をするところでもあります。
電子カルテを導入した現在、一部運用や業務手順はかわりましたが、紙カルテ運用時とかわらず、院内の診療情報を取り扱っています。
1. 保管状況
1) 入院診療録:昭和57年(1982年)以降〜平成28年(2016年9月)
紙カルテをPDF化し、データ保管も行っている。
2016年10月以降は電子カルテで閲覧。
2) 外来診療録:平成7年(1995年)9月~平成28年(2016年9月)
平成28年9月分までPDF化している。2016年10月以降は電子カルテで閲覧。
PDF化が完了した紙カルテは、資料棟1階に保管。
3) レントゲンフィルム
平成19年以降のものは一部を除き廃棄。
平成20年4月から、口腔外科等の一部のフィルムを除き、電子画像化。
ターミナルデジット方式による資料整理
当院では「一元番号法(一患者一番号方式)」を採用しています。同方式を用いてナンバリング(患者ID番号)され、作成された診療録(紙カルテ)は、ターミナルデジット方式で収納されています。
<Terminal Digit Filing法(TDF法)の利点>
- ファイルの利用頻度による区分けが簡単にできる。
- ミスファイルを最小限にできる。(ミスファイルの発見が容易)
- ファイリングスペースが他方式に比べ、約30%節約できる。
- 各TD棚のファイル量が均等になる。
- 検索範囲を狭められる。(検索が迅速にできる)
- ファイルの移行作業が容易(労力が少なくて済む)
- 従事者の分担作業量が均等になる。
診療情報管理室が提供する情報(報告書)
- 退院時要約リクエスト(週1回)
※退院時要約記載件数
※退院患者内訳(病棟別・退院時グループ別患者件数) - 手術記録リクエスト(月1回)
- 年間分の入院患者件数(年報)
- 月間入退院件数
- 在宅復帰率
手術室、超音波検査室、泌尿器外来、外科外来、病理検査室、放射線科
統計
- 診療科別退院患者件数
- 疾患統計大分類表
- 平均在院日数
- 死亡退院件数および死亡率
- 剖検件数および剖検率
- 対診件数
- 分娩および帝王切開数
- 疾病分類別件数および在院日数
- 地域別退院患者件数
- 入院経路別患者件数
- 入院カルテ貸出件数および冊数