がん治療を受ける患者さん・ご家族へ
がん相談支援センターとは
がん患者さんやご家族の方が安心して療養を続けることができるように支援する相談窓口です。患者さんやご家族の生活の質の向上を目指し、がんに関する情報提供を行い、不安や疑問、心配事についてのご相談をお受けしています。一緒に今とこれからのことを考えていきたいと思います。お気軽にご相談ください。
1)主な業務内容
- がん疾患・治療・検査などに関する相談、情報提供
- がんの診療を行っている医療機関の紹介(セカンドオピニオン ゲノム診療ほか)
- 経済的負担や支援について
- 緩和ケア・終末期在宅医療に関する相談
- がんに関する地域連携支援
- 就労支援
- 患者会の運営とサポート
2)主な相談内容
- 化学療法が高額だと聞き、治療費の支払いが心配です。
- 主治医が提示した治療方法で本当に良いのでしょうか。
- 主治医とうまく話ができません。
- 他の先生の意見を聞きたい(セカンドオピニオン)のですが…
- がんと診断されてから感情のコントロールがうまくいきません。
- 仕事を続けられますか…
- 家族に迷惑をかけたくないのですが…
- 本人とどのように接したらよいのでしょうか(家族より)
3)相談方法
電話・対面(直接)・対面(オンライン)で受け付けております。
※現在メールでのご相談は受け付けておりません。ご了承ください。
4)相談内容の記録について
相談対応の適切さを確認し、質の向上のためにすべての相談を記録しています。相談内容の録音や記録は個人が特定できないよう配慮し教育に活用することがあります。
個人情報が特定されることはありません。ご不明な点は相談員へお尋ねください。
沖縄県立中部病院 がん相談支援センターオンライン相談のご案内
当院のがん相談支援センターでは、遠方から相談を希望される方、外出困難なかたなどのためにオンラインミーティングツール「zoom」を用いてオンライン相談を実施しております。
相談は1回30分~1時間以内で無料です。
ご利用方法
1)申込み
- 電話での申し込み 098-973-4312(直通)
- インターネットでの申込み 以下のQRコードを読み取り、申込みフォームに必要事項を入力して送信してください。相談希望日は3日以上先(土日、祝日を除く)の日程でお申し込みください。
098-973-4111(代表) 内線:3232
通信料は相談者のご負担となります。1回の相談で、500MB(約1時間)ほどの通信量になることもありますので、容量無制限のインターネット環境でアクセスしてください。(スマートフォンなどの端末からのご利用の場合は、Wi-Fiに接続してご利用ください。)
2)インターネットでの申込後の流れ
- 相談日が確定しましたらオンライン相談日と、Zoomミーティングを実施するために必要な<ミーティングID>・<パスコード>をお申し込み頂いたメールアドレスに送信してお知らせいたします。
- ご使用される端末には、事前にZoomのインストールをお願いします。
- オンラインの相談中の録音・録画はお控えください。
キャンセルについて
キャンセルされる場合は電話でご連絡ください。
TEL:098-973-4312(直通)
キャンセル料はかかりません。
個人情報取り扱いについて
収集した個人情報(氏名、電話番号、連絡先その他の記述により特定の個人を識別できる情報)について、オンライン相談運営のためのみに使用します。予め申込者の同意を得ることなく、第三者に個人情報を提供することはありません。
その他
がん相談支援センターでは、オンラインによる相談のほか面談による相談、電話による相談も実施しています。通信状況や周囲の環境からオンラインでの方法が適さないと判断した場合は、その他の方法でのご利用をお願いする場合があります。
患者さんとご家族の皆様へ
ゆんたく会のご案内
※新型コロナウィルスの影響により休止する場合があります。
患者会でのお約束
・ここで聴いた話は、ここに置いていく
・お話を最後まで聞く
・言いっぱなし、聞きっぱなし(ありのままに認め、聞き、否定しない)
・時間をみんなで共有する
・一人でずーっと話をするのではなくほかの人の話も聞きましょう
・疲れたら休みましょう
(部屋の外に出ても、途中で帰っても大丈夫です。無理に話そうと焦らないようにしましょう。)
※患者会の様子を録音したり写真に収めたり、SNSにアップするなどの行為は禁止しております。
図書コーナーのご案内
図書コーナーではがん関連の図書を置き、貸出ししています。
場所:2階がん相談支援センター前にあります。利用時間:9:00から17:00
面談室や図書コーナー、外来化学療法室や病室など、ご希望の場所でお話を伺っています。
セカンドオピニオンについて
がんの診断や治療では、患者や家族が正しい情報に基づいて担当医と十分に話し合い、納得して治療を受けることがとても大切です。しかし、担当医と十分な話し合いを行っていたとしても、「別の医師の話を聞いてみたい」と思うことがあるかもしれません。
診断や治療の選択などについて、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師に求める「第2の意見」をセカンドオピニオンといいます。セカンドオピニオンは、今後も現在の担当医のもとで治療を受けることを前提に利用するものであり、「セカンドオピニオンを聞くこと=転院すること」ではありません。下記の図のようなときに利用することができます。
セカンドオピニオンを利用するとき(例)
地域で専門的ながん医療の提供を行う病院として国が指定している「がん診療連携拠点病院」を中心として行われるがんの診療は、「標準治療」を基本としています。標準治療とは、現時点で最も効果が期待でき、安全性も確立した一番よい治療のことをいいます。
がん診療連携拠点病院では、標準治療に基づいて治療方針が決められるため、病院や医師によって意見が大きく異なることは必ずしも多くはありません。しかし、同じ意見であったとしても、セカンドオピニオンを聞くことで、病気や治療への理解がより深まり、納得して治療にのぞむことにつながることがあります。
出典:国立がん研究センターがん情報サービス
就労支援について