外科専門研修プログラム

専攻医(後期研修)/ 外科

プログラム紹介と教育ポリシー

沖縄県立病院外科専門研修プログラムの目的と使命は以下の5点です。

  • 専攻医が医師として必要な基本的診療能力および外科領域の専門的診療能力を習得すること
  • 上記に関する知識・技能・態度と高い倫理性を備えることにより患者に信頼され、標準的な医療を提供でき、プロフェッショナルとしての誇りを持ち、患者への責任を果たせる外科専門医となること
  • 外科専門医の育成を通して国民の健康・福祉に貢献すること
  • 外科領域全般からサブスペシャリティ領域(消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科)またはそれに準じた外科関連領域(乳腺や内分泌領域)の専門研修を行い、それぞれの領域の専門医取得へと連動すること
  • 沖縄県の地理的、歴史的背景に基づき、離島および僻地医療を支える外科専門医をこれまでどおり継続的に育成すること

プログラム年数

3年間

取得可能な専門医資格

外科専門医、消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、内視鏡外科

指導体制

指導責任者

統括責任者:奥濱 幸博、宗像 宏
沖縄県立中部病院:村上 隆啓)

指導医(沖縄県立中部病院)

村上 隆啓、砂川 一哉、伊江 将史、桂 守弘、神田 幸洋、加藤 崇

プログラム概要

研修目標
  • 医師として必要な基本的診療能力および外科領域の専門的診療能力を習得する。
  • 上記に関する知識・技能・態度と高い倫理性を備えることにより患者に信頼され、標準的な医療を提供でき、プロフェッショナルとしての誇りを持ち、患者への責任を果たせる外科専門医となる。
年次ごとの段階的な到達目標

専門研修1年目では、基本的診療能力および外科基本的知識と技能の習得を目標とします。病棟、外来、および手術室での外科業務の遂行に加え、定期的に開催されるカンファレンスや症例検討会、抄読会、院内主催セミナーの参加、e-learning や書籍や論文などの通読、日本外科学会が用意しているビデオライブラリーなどを通して自らも専門知識・技能の習得を図ります。

 専門研修2年目では、基本的診療能力の向上に加えて、外科基本的知識・技能を実際の診断・治療へ応用する力量を養うことを目標とします。この学年では、指導医の指導のもと手術執刀の機会が飛躍的に増加します。専攻医はさらに学会・研究会への参加などを通して専門知識・技能の習得を図ります。専門研修3年目では、チーム医療において責任を持って診療にあたり、後進の指導にも参画し、リーダーシップを発揮して、外科の実践的知識・技能の習得により様々な外科疾患へ対応する力量を養うことを目標とします。 特に本プログラムでは、専門研修3年目では沖縄県の離島中核病院へ赴任し、多くの一般外科症例を責任ある立場で経験し、外科研修の総まとめが行える機会が提供されます。また、カリキュラムを習得したと認められる専攻医には、積極的にサブスペシャリティ領域専門得に向けた技能研修へ進みます。

研修方略

1. On the job training~

専門研修1年目・2年目

  • 2年間のうち18ヶ月は沖縄県立中部病院に所属し研修を行います。
  • 研修領域:一般外科/麻酔/救急/病理/消化器/心・血管/呼吸器/小児/乳腺・内分泌
  • 経験症例 400例以上 (術者 200 例以上)
  • 2年間のうち6ヶ月は沖縄県立南部医療センター・こども医療センターに所属し研修を行います。
  • 研修領域:一般外科/麻酔/救急/病理/消化器/心・血管/呼吸器/小児/乳腺・内分泌
  • 経験症例 100例以上/術者50例以上

専門研修3年目

  • 沖縄県離島中核病院である、沖縄県立北部病院、沖縄県立宮古病院、沖縄県立八重山病院、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターで研修を行います。
  • 上記沖縄県の離島中核病院にて外科研修の総まとめを行います。
  • 経験症例数200例以上(術者100例以上)

※不足症例があればそれらに関し各領域を追加ローテートします。

※以上3年間の外科研修期間中の経験症例は、700例以上となり、うち350例以上で術者となります。

例:K医師の初期研修2年間および外科専門研修3年間での経験手術症例 (PGY5終了時)

術者533例、助手298例、合計831例主な術式と症例数

  • ■胆嚢摘出術:術者91例、助手22例
  • ■虫垂切除術:術者46例助手23例
  • ■腸閉塞等:術者32例、助手20例
  • ■外傷手術:術者7例、 助手7例
  • ■ヘルニア手術:術者49例、助手13例
  • ■食道、胃切除:術者15例、助手9例
  • ■結腸直腸切除:術者64例、助手23例
  • ■肝胆膵手術:術者1例、 助手20例
  • ■乳腺内分泌:術者16例、助手5例
  • ■肝、腎移植:術者0例、 助手9例
  • ■呼吸器外科:術者34例、助手11例
  • ■心臓血管外科:術者0例、 助手30例
  • ■末梢血管手術:術者44例、助手15例
2. カンファレンス

朝カンファレンス(毎日:月〜金)

  • 術前カンファレンス
  • 内科、放射線科、病理合同カンファレンス
  • 内科、放射線科、病理合同カンファレンス
  • ハンズオン(糸結び、縫合、エコー、ストマ、中心静脈穿刺など)
3. 学会活動への参加
  • 年1回の全国学会、年2回の沖縄県医学会
  • 意欲に応じて、海外学会参加も可能

研修終了後の専門医資格

外科専門医

研修終了後の進路

  • 沖縄県立病院で指導医として残る
  • 海外臨床留学(アメリカ、台湾など)
  • がんセンターや循環器病センター、こども病院などでレジデント