初期研修医の一日・研修修了者の声

初期研修医の1日

    • 6:00~

      研修医1年目の先生は7月まで病棟患者の採血を担当し、終了後に救急外来から入院になる患者のプレゼンの準備をします。研修医2年目の先生は病棟患者の把握を行い、担当している多彩な症例のマネジメント、回診の準備を行います。

    • 7:30〜

      勉強会では研修医の経験した症例の発表や上級医や外部講師のレクチャーなどバラエティに富んだ時間を過ごしています。

    • 9:00~

      担当している病棟患者の方針を指導医とディスカッションしながら決定します。治療方針に対するフィードバックだけでなく、身体所見の取り方や専門疾患のレクチャーなど毎日多くの学びがあります。

    • 12:00~

      回診で決定した方針に対する業務を行います。研修医2年目の先生は週1回総合内科外来で、近医や救急外来からの精査依頼や検診異常などをたくさんの指導医の指導の元経験することができます。

    • 17:00~

      不安定な患者や特別な対応が必要な患者さんに対して当直の先生に引き継ぎます。引き継ぎ終了後業務は終了です。当直の日は病棟患者の対応を行います。

    PGY-1 赤木 祐香 先生
    1年目はローテーション先が救急でも病棟でも、患者さんのファーストタッチをします。ファーストタッチ後は指導医に患者さんについてプレゼンしその場でフィードバックを頂けます。各科ローテ中の患者さん急変などコメディカルからの連絡もまず1年目にあるため、アセスメント力を鍛える機会が多くあります。屋根瓦式のためどんなことでもすぐに先生方に相談できる環境があり、不安なく自分の力を試せます。自分で考えて実践できる最高の環境が整っていて、毎日働くことが楽しいです!

    PGY-2 八木 貴志 先生
    20〜30人の入院患者を受け持ち、入院から病棟管理、退院調整まで、最前線で意思決定に関わります。病棟業務の基本や、急変対応、各疾患の治療方法などを学ぶことができます。また、週に1日は総合内科外来を持ち、診断困難症例の鑑別を考えたり、定期外来で薬剤調整を行ったりといった経験ができます。病棟、外来ともに自分で治療方針を考え、必ず上級医からフィードバックがもらえる環境となっています。

    • 6:00~

      日中に手術があるため隔日で6時から回診を行います。そこで多彩な外科疾患に対する創部の見方や疼痛コントロールなどの管理や評価、処置の方法などを学ぶことができます。

    • 7:30〜

      術前カンファレンスは手術を担当する研修医がプレゼンを行い、手術方針の確認をします。ほかにも教育カンファレンスもあり、研修医向けの縫合のレクチャーを含む手技を指導医や専攻医から学ぶことができます。

    • 9:00~

      指導医や専攻医は手術や外来に向かうため、回診で決まった方針への業務や病棟急変対応、救急外来や他科からのコンサルテーションに対する初期対応を行います。希望があれば上級医の指導のもと手術に入ります。

    • 17:00~

      不安定な患者や特別な対応が必要な患者さんに対して当直の先生に引き継ぎます。引き継ぎ終了後業務は終了です。当直の日は病棟患者の対応や救急当直からの外科関連の対応を行います。

    PGY-1 安藤 哲郎 先生
    インターン(1年目)は主に病棟を任されます。
    患者さんの状態を把握し、上級医と相談の上で方針を立てます。
    加えて手術や救急対応もあるため限られた時間の中で優先順位をつけて動きます。救急では縫合や脱臼の整復などを経験できます。
    分からない事ばかりですが、日々の業務やカンファレンス、レクチャーの中で得る学びは膨大です。上級医や他職種の方からの指導が手厚い点は中部病院ならではと思います。

    PGY-2 桑江 一穂 先生
    2年目は病棟の患者さんの管理を主体となって行います。シニア(3,4年目)の先生やスタッフがオペに行っている間、病棟で生じるイベント(患者さんのバイタルや症状に変化が出たりした際)や、救急からのコンサルトに対応していきます。また、日々の検査や薬、輸液などを決める他、退院先の調整や入退院の指示出しといった細々した事務作業も担います。もちろん外科ですので創部のチェック・処置なども加わります。週に1回は外来も担当し、そこで診察した患者さんのオペを任されることもあります。
    仕事量は多いとは思いますが、インターン(1年目)の先生と協力して業務を行っていますし、わからない場合や緊急時は上級医に相談できますので、毎日新しい学びを得ながら楽しく働いています。

    • 6:00~

      内科病棟の採血の手伝いや小児科病棟の採血、ルート確保などの手技を行います。

    • 7:00〜

      研修医1年目の先生を主体として研修医2年目や専攻医の協力の元、入院患者の様子を見にいきます。回診前に相談しながら方針を決めていきます。

    • 7:45~

      研修医や指導医が持ち回りで勉強会を行います。資料作成の際は専攻医や指導医と共に作成するため勉強になります。

    • 9:00~

      研修医1年目の先生がプレゼンを行い、専攻医や指導医のフィードバックをもらいながら治療方針や疾患に対する学ぶ場となります。

    • 11:00~

      回診で決定した方針に対する業務やアレルギー負荷試験やホルモン負荷試験で必要な手技を行ったりします。病棟患者の対応も研修医が主体となって行います。

    • 17:00~

      引き継ぎが必要な患者に関する申し送りを行い、業務終了です。当直の日は救急患者の初期対応や病棟患者の対応などを行います。

    PGY-1 宮川 洋一 先生
    朝6時からの採血が終わったあとに、曜日によってはスタッフの先生方からレクチャーを受け、朝回診を行います。
    朝回診は、2年目の先生が行います。入院中の患者さんの方針をスタッフの先生も含め決めていきます。1年目は、その時決まったことをメモしたりしながらサポートします。
    日中の間は、回診で決まったことを患者ごとに行いつつ、救急からの紹介受診やコンサルトに対応します。2年目の先生が中心となりますが、1年目がスタッフや2年目の先輩と共にファーストタッチから見たり、ルートや採血を行い、入院が決まった患者の治療方針を考えていくことも多くあります。
    夕方の回診は、1年目が行います。当日に行った介入やその結果、それを踏まえての今後の方針を決めていき、当直の先生に申し送りを行います。

    PGY-2 仲田 そら 先生
    1日の流れは、プレ回診から始まります。入院患者のバイタルを確認し、1人ずつ診察を行なって、治療方針を立てます。その後8:30の回診で上級医の先生に、自分で立てた方針をプレゼンします。上級医から直接指導を受ける形になるので、病棟管理能力を身につけることができます。朝の病棟回診が終わった後は、週に一回の小児科一般外来を担当したり、救急からコンサルトを受け、患者の治療方針を決めたりなど臨床能力を身につけることができます。また、点滴ラインの確保・採血・検査のための鎮静など手技も積極的に行うことができます。

    • 6:00~

      入院患者さんの採血や予定手術前の患者さんの点滴確保を行います。

    • 7:00〜

      研修医1年目の先生は褥婦さんを担当し、研修医2年目の先生はチームの患者さん全員の管理を行います。モニターが必要な方はこの時間に装着を行います。

    • 7:30~

      勉強会で産婦人科疾患に対する管理を学び、当日の役割分担、予定手術の確認などを行います

    • 8:30~

      手術の補助や陣痛室のモニター管理などを行いながら、空いた時間で病棟回診を行います。回診時には日々の疑問や管理に対する指導があり、学びが多い場です。また、研修医1年目の先生が経膣分娩の直接/間接介助を行うことができ、赤ちゃんを取り上げることができます。

    • 17:00~

      引き継ぎが必要な患者さんの引き継ぎを行い、業務終了です。当直の日には研修医、専攻医、指導医のチームで協力して診療を行います。

    PGY-1 鈴木 優花 先生
    一年目はチームの仕事として病棟業務、手術のサポートがあり、並行して分娩室、救急の担当をします。
    朝7時半からカンファレンスやレクチャーがあり、8時20分からのブリーフィングでその日の仕事を全体で確認して1日が始まります。午前はチームの回診や手術に入り、合間に病棟からのコールに対応します。
    分娩室担当は分娩室で待機し、適宜サポートを行います。タイミング次第で分娩介助もできます。救急担当は救急に受診する産婦人科症例を先輩と一緒に対応します。
    5時には当直帯に切り替わり、1日の業務が終わります。
    当直は週に1-2回あり、先輩とペアになって病棟、救急、分娩待機に対応します。

    PGY-2 渡部 大貴 先生
    沖縄県に2か所ある総合周産期母子医療センターのうちの1つを担っております。2年次は自然分娩の分娩介助や帝王切開の執刀、病棟管理など日々患者さんを通して沢山のことを経験しております。特に陣痛室担当の際は朝から誘発分娩等を行う妊婦さんの分娩管理を行い状況に合わせて上級医に相談しつつ方針を決めていくので非常に学びが多く、産婦人科医としての基盤を作ってくれると思っています。一緒に働けることを楽しみにしております!

研修医の声

初期研修医 1年目(PGY1)産婦人科コース
稲田 香澄 先生
インターンの役割は、患者さんからお話を聞き、身体所見をとってレジデントの先生にコンサルトするか帰宅できるかを考えることです。
必要であれば採血やレントゲンなどの検査をオーダーします。
また、患者さん本人がお話できない場合は家族や施設職員の方にお話を聞きに行きます。
帰宅できると思った患者さんはフタッフの先生に相談し、ワークアップが必要だと思った患者さんはどんなワークアップが必要かを考えてレジデントの先生にコンサルトします。

初期研修医 2年目(PGY2)外科コース
小芝 弘慈 先生
急性期病院である当院の玄関口である救急科では毎日軽症重症問わず患者様を受け入れています。
1年目の役割が病歴・身体所見・限られた検査ツールからアセスメントを立てるのに対して、2年目ではそのアセスメントに沿った検査を追加し初期治療へと直結させます。
時に偉そうに1年目の先生にフィードバックをして先輩風を吹かしつつ、初期治療について院内の各方面からのアドバイスをいただける環境にあり、2年間で大抵の病態に触れることができます。
仕事時間は完全にシフト制であり自分の時間を確保できる所も魅力です。