身体所見道場・プレゼン道場

プレゼン道場

当院では1年目から救急、病棟、当直とプレゼンテーションの機会がたくさんあります。
プレゼンテーションは「自分の頭の中を相手にお披露目する場」であり、患者さんのあらゆることを把握していないとできません。
自分の知識を最大限に表現できるとともに、自分の知識の限界を確認することもできます。
プレゼンテーションの最後を締めくくるアセスメントとプランは自分の中にある知識を使った集大成です。プレゼンを受けた上級医によってそれを補足してもらい、間違いを正してもらうことで成長することができます。
また、1年目ではそもそもアセスメント/プランに辿り着けないこともあります。
しかし、何度も何度もプレゼンテーションをすることで『型』が身についていきます。『学びは真似ぶ』という言葉があるように、学びの第一歩は模倣から始まります。
当院で伝統的に伝えられている『型』をまずは真似し、その型が完成するように患者さんから情報を収集していきます。その内容を、上級医に優しく、時には厳しく指導されることで疾患や症候に関しての学びが深まります。
例年、研修医1年目の4月のプレゼンテーションはまだ未熟ですが、1年後の3月には見違えるように上達し、成長している姿がみられます。みなさんも当院で研修し、『プレゼン道場』で鍛え上げられてください。